コロナ禍に加え、世界で信じがたい出来事が起こっていたりと、本当に不安から抜け 出せるのだろうか!と心が痛みます。私たちができることのひとつである信じて祈ること は、忘れずにいたいと思い過ごしています。
そのような中、園では園庭の八重桜のつぼみが膨らみ、プランターに植えた花々が 春の風に揺れています。どの花も青空の下に色とりどりの顔を見せてくれ、うれしい春 が訪れました。
そうです!2022 年度認定こども園豊中愛光幼稚園の『はじめの一歩』が 4 月 1 日 よりスタートしました。
保育必要で登園しているくじらチーム(幼児)のこどもたちは、不思議な魔法がかか り自信に満ち溢れた姿が見られます。今まで何度声をかけても朝の準備が進まなかっ たのに、声をかけなくてもあっという間に終わらせて遊ぶすがたがあったり、年下のとも だちに優しく教える姿や名札の色が変わったこと、歯が抜けて大きくなったアピールをし てくれたり、またお部屋の様子が変わったことやチームで過ごす先生たちとの出会い 等々…、とにかく進級を喜ぶ姿を見せてくれています。こひつじチーム(乳児)のこどもた ちは、保護者と離れることに大きな声で泣いて表現したり、いままで自分でしていたこと をできない!と態度を見せてくれたり、ジーと先生の動く様子を横目で追ったりと、いろ いろなことを試しながら、ありのままの自分を受け入れてくれる安全基地の確認をして います。8 日の進級式から登園のこどもたちと、11 日からの新入のこどもたちも加わる とそれぞれのチーム・グループ・クラスが賑やかになり、どんな姿を見せてくれるのか楽 しみです♪
はじめの一歩を踏み出した今年度も、こどもたちが園を大好きになり、お互いの凸凹 の出会いを楽しみ、つながっていけるように『あたりまえの今』の歩みを丁寧に進めて いきたいと思います。
園は、2 年後に 100 周年を迎えます。創立以来『神さまからお預かりした一人ひとり のこどもたちのことをイエス・キリストがそうであったように愛をもって向き合い、真ん中 におくこと』を大切にしています。100 周年に向かって、この一年何か特別なことをする のではなく、保護者のみなさまと共にこどもたちの育ちを喜び、語り合う一年にしたいと 思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
園長 多胡淳子