クリスマスシーズン到来です。
クリスマスは、救い主イエスさまのお生まれを喜びお祝いする日です。アドベントは、その日が来ることを信じて、楽しみに待つ4週間の期間です。
コロナ禍となり、今までと違うという思いが強くなるからこそ、『待つ』ことを信じることの大切さを忘れないでいたいと思います。と同時に園にいて感謝すべきことは、こどもたちと共にいるとことができることです。こともたちと共にいると、この『待つ』ことは決して嫌なことではなく、待つからこそ、その日を迎える喜びが大きく膨らんでいくことに気づかされます。また、その期間をいかに自ら楽しむこと、さらにいろいろな人の凸凹を認め合うことが大切なことであるかを教えられてるのです。
さて、今年はアドベントの期間に愛光でどのようなクリスマス物語が展開していくことでしょう!!こどもたちがこの期間に、それぞれのこれからの成長のために出会う喜びと葛藤や仲間との交わりの中で、自分の思い通りにいくこともいかないこともあって、様々に一喜一憂する時間を、どちらも大事な時間であることを心にとどめるのです。クリスマスのメッセージにこめられた意味を探りながら、喜びの時間へと向かっていきたいと願っています。よろしくお願いいたします。
園長 多胡淳子
クリスマスのあれこれ
–アドベント(Advent)-
アドベントは、キリストの降誕を待ち望んで過ごす期間です。
クリスマスまでの約4週間が、そのクリスマスを迎えるための心の準備の期間となります。
アドベントに入ると、それぞれの家庭でクリスマスツリーやリースを飾ったり、アドベントカレンダーをつけたりします。また、もみの木の小枝や赤い実のついたひいらぎの葉など常緑樹でクランツ(丸い形をした輪)を作り、ロウソクを飾ります。ロウソクは4本あり、日曜日ごとに1本づつ火を灯していき、次第にクリスマスが近づいてくることを、ロウソクの灯の数が増えて行くにつれ強く意識するようにしています。ヨーロッパの国々では、この期間に家の大掃除をしたり、道路や広場の掃除をしたりもします。
私たちもクリスマスが近づいたからと、ただ、きらびやかに飾りたてるのではなく、日々を振り返りながら、静かだけれど、その喜びが、少しづつ近づいてきて心踊らされる、そんなアドベントのときを過ごしたいものです。