園長ブログ

2018-12-01

クリスマスのメッセージ

アドベント(クリスマス前の4週間)を迎えると、様々なクリスマスへの取り組みが始まり、こどもたちの中からいろいろとクリスマス???が溢れ出てきます。「どうしてクリスマスはあるの?」「神さまはどうやって世界をつくったの?」等々…とどまることのないこどもたちの「どうして〜?」に、こちらも不思議を感じる感性や、わからないことを知る面白さを、こどもたちと一緒に感じます。クリスマスが来ることを楽しみながら過ごしています。

そんなある日のことです。

ページェントの取り組みをしているゆり組の礼拝時にお話にいきました。その時も、たくさんの???が飛び交いました。クリスマスにはイエスを祝う人々(母マリア、父ヨセフ、羊飼い、博士たちなど.)が登場してきます。そのことに???を持ったこどもたち!『何故?神さまはこの人たちに、うれしい知らせを伝えたのか?』と聞かれました。そこで、こどもたちに反対に聞き返してみたのです。「みんなだったら、自分のうれしい知らせをどんな人に伝えたい?」と。するとすぐにこどもたちは応えてくれました。
「大好きな人!」と・・・そうだよね!大好きな人に伝えたいよね。
そこから話は、進みました。

「神さまは、その当時の王さまや偉いと言われていた人たちのところにではなく、みんながしたくない仕事をしていた羊飼いや知恵は豊富に持っていたけれど、異国の国の人だった博士たちにも、そして普通の人、だけど感謝の気持ちや優しい心を持ったマリアさまと、正しい人だったと言われているヨセフさんたちにも伝えたんだよ!このことが大切なことじゃないかな~!これは、みんなを愛しているよ!みんなが同じように大切な人だよ!ということを教えてくれていることじゃないかな〜」と!「神さまは、私たちのことを愛してくれているんだね。」と話をしました。

こどもたちと一緒に考えたこの時間は、こどもたちの心にどのように響いたかは、わかりません。でも、こうして一緒に考えて、そのことを、それぞれが自分の中に取り込み、そしてページェントで演じることで表現し、見ている人たちにその思いを伝える。これは、確実にこどもたちの実際の生活で自然に人に対する行動へと変えられていく経験になっていると思います。

クリスマスは、その名前通り『Christキリストmas祭』の日です。

救い主イエス・キリストの誕生をお祝いする日で、その名前は『神さまが共にいます。』という意味があります。日々の保育活動の中で、クリスマスの意味を知り、そこに向かう取り組みの過程と時間を大切にしたいですね。当日の形だけ整えるのではなく、ひとつひとつ大切にして、こどもたちの育ちに繋がっていく心温まる時間を過ごしたいです。

 さぁ~❕❕今年は、それぞれの中にどんなクリスマス物語が膨らむことでしょう。楽しみですね。

園長 多胡淳子

学校法人 豊中キリスト教会学園

 

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