クリスマスにはそれにちなんだ心暖まる物語が数多く語られてきました。
そんなひとつに聖書物語ではありませんが、ドイツの伝説があります。
『マデロンという貧しい羊飼いの女の子がいました。
イエス様がお生まれになったお祝いをしようとマリヤとイエス様のもとにやってきます。
けれども、マデロンはとても貧しく、イエス様への贈り物が何もありません。
野に咲く花でも!と考えましたが、どこを探しても、12月の雪に覆われた土には、花は見あたりません。
マデロンは嘆き悲しんで村に帰ろうとしました。
その時、マデロンが一粒の涙を流しました。
すると!なんということでしょう~♪
あたり一面の雪は溶け、かわりに地面一面が白い花でいっぱいになったのです。
彼女はよろこびました。そして、その花を摘んで、それをマリヤとイエス様に贈りました。
そして、その白い花は、クリスマスローズと呼ばれるようになりました。』
素敵な物語ですね。
幼稚園でも、毎年、こどもたちが日々の生活のなかで心暖まる物語を膨らませています。
今年のクリスマスにはどんな物語が展開されるのか・・・楽しみです。
12月は、大人にとっては慌ただしい年末の時期と感じますが・・・ふと、立ち止まってこどもたちを見てください。溢れて出てくる様々な生きた物語があります。そんな物語を見つけてこどもたちと一緒にホッコリと笑いあうときを大切にしたいですね。
12月も楽しんでいきましょう~♪
園長 多胡淳子