春の訪れとともに、子どもたちは、自分たちが大きくなったことを感じ、次に進むことに、喜びとドキドキする気持ちを膨らませている時でもあります。こどもたちは、どんな一年間を過ごしてきたのでしょうか。
にじ組(0歳)の子どもたちは、無条件の愛を受ながら、自分自身の足で立ちあがり一歩を踏み出しはじめました。
ほし組(1歳)の子どもたちは、ことばのやり取りを楽しみ、繰り返しの中で自分の声を聞いてもらい、受け止めてくれる方たちがいることを知りました。
そら組(2歳)の子どもたちは、イヤイヤ期の中で、自分をおもいっきり出してきました。それでいいんだよ~と見守られながら、自分を形成してきました。
たんぽぽ組(3歳児)の子どもたちは、自分たちの遊びと生活の場所の中で、新しいお友だちや先生たちと出会い、安心してあそび込める空間を築いていきました。
さくら組(4歳児)の子どもたちは、仲間と関わりながら自分を出し、その中で、お互いの自分らしさの発見を喜び合ってきました。
ゆり組(5歳児)の子どもたちは、お互いの思いをぶつけあう中で、自分で考え、相手の思いに気づき、一緒に意欲的な園生活を送ることができるようになりました。
この一年の子どもたちの姿は、4月には、再び次の学年のスタートラインに戻ります。育ちの中では、様々な思いや行動が行きつ戻りつするのが、当然ですね。この行きつ戻りつすることが、子どもたちの根っこを育てる大切な積み重ねの体験になります。
これからも愛をもって子どもたちを受け止め、ひとりひとりが、4月の新しい生活へ自信をもって歩みだすことができるようしていきたいと願っています。
園長 多胡淳子